2015-11-07【家庭教育講座】進路の勉強会を開催しました

2015年11月7日 13時から、細田工務店 杉並リボン館大会議室において、
【家庭教育講座】進路の勉強会 を開催しました。
 
119名と大変多くの方々にご参加いただきました。定員を超えてしまったため
ご参加いただけなかった方には申し訳ありませんでした。

以下、簡単ではありますが内容のご報告をいたします。

講演(1) 高校への進路選択
~中学校通級指導学級の立場から~
講師: ひがした学級 担当教諭 土屋充子先生

通常学級、通級学級両方での指導を経験されてきた土屋先生から、
ご自身の進路選択のお話しから始まり、より具体的な情報も交えな
がら、子供にとってどんな力を身に着けることが必要なのかまで、
示唆に富むお話をいただいた。

概要
・中学校全体として、また通級学級としての進路指導
・実際の進路の選択肢や進路あるいは学校種別における特徴
・入試制度のあらまし
・保護者の役割や心得
・生徒自身にとって必要となる力や課題など

講演(2) 進路に向けて小・中学校時代に何を準備したらよいか

講師: 済美教育センター 指導教授(NAHOの会会長)月森久江先生

長年の中瀬学級での指導と、区内はもとより全国的に発達障害を抱
える児童生徒の理解と指導にかかわる講演会、研修会などで講師を
していらっしゃる月森先生からは、
「脳の仕組み」からひも解く発達障害の正しい理解と対応。
そして、子供の力を伸ばすことによって見えてくる、その子にあっ
た進路選択と保護者の役割についてお話しいただいた。

概要
・発達障害を脳の機能障害からとらえることの大切さ
・行動の原因となる内面を理解することの重要性
・学習の基礎は「聞く力」と「話す力」。
 それはどうやって伸ばせばよいのか解説
・就労へとつながる進路に向けてどう家庭学習を進めればよいか
・親の役割と関わり方で注意すべき点は何か
・子供のどんな力を伸ばすことに重点を置くべきか
・保護者として進路選択をどう捉え、どう準備するか

(3)質疑応答
30分ほどの質疑応答を通して、より具体的な指導方法や
子供へのかかわり方などについてお話しいただいた。